女の戦い。

2003年4月14日
うちは夫婦の寝室が別である。
新婚当時はいっしょやったけど、
長女が生まれてまもなく別々になった。

旦那の仕事は港に海外から入ってくる
船のコンテナーを大きなリフトやキャリアで
運ぶ仕事で、神経を使うため、
静かに寝れるようにとの私の配慮やった。
しかも、朝が早い。
一回の目覚ましでは、とうてい起きない旦那は、
何回も何回も鳴らす。
そうすると、子供まで目を覚ますやん。
ってなわけで、夫婦別室。

昨夜もそういう事情で、娘2人と私とで
川の字になって横になっていた。
私は小さなスタンドのあかりで、
大好きな吉本ばななの小説を読んでいた。
すると、娘達もいつものように絵本を引っ張り出して
読み出す。
それで終わればいいねんけど、
本の取り合いでけんかになり泣き出す始末。
しまいには、
「コーヒー飲みたい。ちょうだいよーー」←長女
「こーしー、いいたいよー、こーしー」←次女
・・・大合唱になった。
私の怒りのメーターがぐんぐん上がり、ぶちっ!
「こらーー、何時やと思ってるねん。
 誰が寝る前にコーヒー飲むねん。ぼけーー!」
あーー、切れてもうた。
いつもやったら、もうひと泣きして、
「ごめんなしゃーーい。」
で、終わるねんけど、この日は違った。
長女は塗り絵一式をもち
ごそごそと三輪車にまたがり、一言。
「お父さんのとこの実家へ帰らせてもらいます」

そして、きゅるきゅるきゅるきゅる・・・。
長女はせまい家の中を三輪車でこぎながら
旦那の部屋へ去っていった・・。

実はこの手、私が使ってたんよね・・。
娘とけんかした時に・・・。(おい、喧嘩するかよ)
でも、三輪車なんか乗ってないで。

後ほど、長女は戻ってきた。
女の戦いはまだまだつづく・・。

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